空港で乗継のための搭乗口を間違え、急いで目的とする搭乗口へ走ったことがありました。

家内と二人の旅行でイタリアのジェノバへ向かう時、ドイツの航空会社ルフトハンザ航空に搭乗し、フランクフルトでの乗換時のことです。目的地であるジェノバへの便を空港内のテレビ画面を確認しました。旅行のガイドブックではジェノバはジェノアとも表記されることは知っていました。後で分かったのはジェノバGenovaはイタリア語表記、ジェノアGenoaは英語表記だったということでした。出発時刻とルフトハンザ航空便の略語であるLH表記を確認しましたが、その時の失敗はLHに続いて表記される数字の正確な便名として確認していなかったことでした。その案内画面はジェノバではなくジェノアGenoaの表記で提示されていました。

さて、広いフランクフルト空港をどんどん歩いてその搭乗口へ向かって移動し、また出発案内のテレビ画面を見ました。ところがその同じ出発時刻のLH表示で、数字の正確な便までは確認しませんでしたが、今度はジェノバ表記で案内されていた、と感じましたが、それはGenovaではなくGenevaだったのです。それが間違いでした。

目的の搭乗口に着いてしばらくして係官がカウンターに入り、なんとなく搭乗便についてその係官に聞いてみました。そして目的地がイタリアですね、と言うと、なんとスイスの街だと言います。慌てて話をしていたところ、近くにいたビジネスマン風の青年が来てくれ、Genevaはスイスだと言います。よくよく話をしているとGenevaは英語表記で発音はジニーバ、日本で言うジュネーブのことで、ジュネーブとはフランス語の発音であり、フランス語の記載はGenèveとなります。空港の案内は全て英語表記だったのです。

慌てた我々夫婦二人は正式なイタリアのジェノバへの便の搭乗口まで、広いフランクフルト空港を走って行きました。Genova(伊)とGenoa(英)がいわゆるイタリアのジェノバ、Geneva(英)とGenève(仏)が我々日本人が知っているジュネーブということでした。その時は同じ時刻に同じルフトハンザ航空LH便がジェノバとジュネーブへ向けて出発することになっていた、ということです。その時の旅行の帰国するのがスイスのジュネーブからでしたが、出発時にうっかりと最終空港へ向おうとしていたわけです。

ルクセンブルグ市庁舎前広場の生花を敷き7da5ff6e6567228cd8d18004fae7e81a詰める祭りフラワーカーペット

ベルギー

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