昨年、このコーナーのNo.45でボケ防止のためにピアノの弾き語りを習い始めたことを書きました。そして先月1月に初めての発表会があり、初心者ですが出演しました。弾いた曲は「思い出のサンフランシスコ I left my heart in San Francisco」です。コード(和音)に乗せて歌ったり、旋律を弾いたり。さて、演奏の途中で鍵盤のミスタッチが何回かはありましたが、なんとか止まることなく弾き終えました。

この曲は懐かしい曲で、ピアノの弾き語りを練習することを決めた時に、演奏したいと思ったいくつかの曲の中でトップに思い浮かべたものです。この曲は私が中学校1年生くらいの時に出たようで、当時、この曲を歌っていたトニー・ベネットとか、ブレンダ・リーをよく聞いたように思います。その頃、当時、我が国を代表するようなジャズバンド、原信夫とシャープ&フラッツのコンサートに初めて行きました。この曲も演奏され、通常のテンポよりはゆっくり目で、特にトランペットがミュート(弱音器)をつけて高音の和音を次々に重ねるような演奏で、しかも色とりどりにライトが変わり、耳だけではなく視覚にも豪華な、しゃれた演奏と思ったことを強烈に覚えています。

その後の大学生の頃、部活動の先輩の友人の影響でタイプライターを習いました。タイプライターとはアルファベットのキーを指で押すと、それに連動する細長いアームの先の、その文字の活字がインクリボンを叩き紙に印字される器具です。教則本にしたがってどの指がどのキーを押すか繰り返し練習しましたが、その入力の練習に、この曲の歌詞を繰り返し入力しました。この度のピアノの練習では、歌詞は良く知っているものの、それに併せて両手やペダルも一緒にスムーズに動かすことは大変な難しいことを実感させられます。

今回の演奏から連想したことは、もうすぐ3歳の孫がママの歌に合わせて、テレビのパジャマを着る番組ですが、それに合わせるようにパジャマやズボンを着たり、あるいは1歳になったばかりの孫が部屋の中をヨチヨチと歩いたり、尻もちをついたりの動作で目的地まで行くような動作と同じだと気がつきました。じいじももっと成長しなければ。

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シカゴ、アメリカ

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