高齢者における認知症のリスク要因として、喫煙、うつ、社会的孤立の3点が挙げられています。昔から認知症、ボケの予防としていろいろなことが言われていますが、私は今、楽器演奏を習っています。

まず五十の手習いでバイオリンを始めました。当時、家内と娘がピアノを習っていて発表会がありますが、ピアノの生徒さんに交じって少人数のバイオリンの生徒さんの演奏がありました。ある時の発表会で小学生の少年がバイオリンを弾いているのを見て、始めようと、突然決心しました。11月頃でしたが年が明けて3月の発表会に演奏することになりました。それへ向けて練習していると大学受験勉強中の娘から、「お父さん、お願いだからやめて!」と言われたこともありました。さて、初めての発表会はピアノを弾く娘の伴奏で無事に終了。もう20年近くなんとか続いています。

60歳代中頃過ぎ。以前から気になっていたサキソフォンを習ってみたいと思うようになりました。恐る恐る家内に言うと、「やりたいなら、やりたいと思う時にやったら」と。その頃はボケ防止にもなるか、とも思い、まずソプラノサックスを始め、1年ほど続けた頃、テナーサックスも始めました。管楽器は指の運動に加え、舌を含めた口の動きが大変です。

そして今、70歳過ぎ。最近職場の近くに音楽教室ができ、気になっていましたが、つい先日、突然ピアノを習おうと決心しました。高校生の頃、学校の音楽室でピアノを練習しようかと思い、始めかけた時に、同級生で、後に音楽大学へ進学する女子同級生から「ピアノのセンスはない」と指摘されやめてしまった過去があります。ピアノは両手で異なる音を出すのが大変そうで、家にピアノはありますが練習をしようとは思いませんでした。でもボケ防止に、とコード(和音)に乗せて歌う、弾き語りを習うことにしました。始めてみると両手に加え、ペダルを踏むことや、それこそ歌も合わせなければならず大変です。

バイオリンとサックスは発表会への出演はしましたが、そのうち演奏会やライブで演奏したいものです。ピアノは駅ピアノ、や空港ピアノで演奏できるのが夢です。

さて、ボケ防止に効果があるのか。この歳でもまだ動けるというのは効果がありなのか。それとも本当ならもっとうまくなっているはずなのに、ヘタのままでいることが既にボケている証拠か。2cef20c822dba103bcc00a51677547f7

ヨハンストラウス像

ウィーン、オーストリア

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