インフルエンザについて   (第3回) 

 

 

 10月に入りだんだんと秋らしさが出てきたばかりですが、今回は、今年の流行は早いと全国ニュースでも取り上げられている「インフルエンザ」についてお話します。もうインフルエンザ?と思われるかもしれませんが、今年はすでに全国各地で流行し始めており、学級閉鎖があったところもあります。

 インフルエンザは例年、11月下旬から12月上旬にかけて始まり、年を越えて1月下旬から2月上旬に流行のピークを迎え、3月頃まで続くと言われています。インフルエンザにかかると、急な高熱、全身のだるさ、咳や喉の痛み、頭痛、関節痛、筋肉痛などの様々な症状が見られます。また、肺炎などの重大な合併症を引き起こす可能性もあります。もしインフルエンザを疑う症状に気づいたら、できるだけ早く医療機関を受診しましょう。

 日常生活において、こまめに手洗い・うがいをしたり、人の多い場所に出掛ける時はマスクを着用したりといった予防が重要となります。また、予防接種は発症をある程度抑え、重症化を予防する効果があります。個人差もありますが、通常、予防接種の効果は4~5か月間続くと言われており、すでに流行し始めていることを考えると、早めの予防接種をお勧めいたします。なお、当院でのインフルエンザ予防接種は完全予約制となっているため、電話等でのご予約をお願いいたします。