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放射線科画像診断センター長の独り言    佐藤 功

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高校恩師の世界史講義   No.28(2021年4月)

 

私は現在香川県民ですが、今年の1月から3月まで、岡山市内の公民館で開催された高校時代の恩師による4回の世界歴史講座を受講しました。その恩師とは徳方宏治先生です。お元気なお姿を見せていただいたことは何よりでしたが、なにより驚いたのはお歳が我々とはわずかに10歳ほどの違いしかなかったということでした。

私が印象に残る先生の思い出の一つは高校2年生の時のことです。ある授業時間に突然近くの教室から1クラス全員の生徒による歌声が聞こえてきました。その歌はフランス国家の「ラ・マルセイエーズ」でした。そのことが分かったのは私のクラスでの、先生のフランス革命の授業の時でした。

さて今回の4回の講義はアイルランドが2回、古代ギリシャ、ローマ帝国でした。 アイルランドは大学入試対象ではなかったように思います。当時、アイルランド共和国軍(IRA)によるイギリスへのテロがありました。今度の講義で分かったことはアイルランドがイギリスの初めての植民地だったこと、全ての小麦をイギリスへ納めるとか、宗教ではイギリスのプロテスタントによりアイルランドのカトリックが虐げられるとか、初めて知りました。そんなアイルランドとイギリスの関係も、今のイギリスのEU離脱により、イギリスの一部である北アイルランドの扱いが、今の、さらに今後の流れに影響するのではないかと注目されます。北アイルランドのカトリック系住民が多くなるようで、イギリスから離れアイルランドとして統一する動きも予想され、今後の動向が注目されます。

古代ギリシャの流れで改めて理解したのはマケドニアのことでした。2-3年前だったか、マケドニアという国名をギリシャとの協議で北マケドニアに変更する旨の報道を思い出しました。旧ユーゴスラビアが解体しいくつかの国に分かれ、その一つがマケドニアになっていましたが、それをギリシャが受け入れていなかったとのこと。すなわち古代ギリシャの一部地域、マケドニアの出身のアレキサンダー大王が活躍したしたので、その地域の名称を他の国に持っていかれたことにギリシャが反対していたようです。

またローマ帝国といえばクレオパトラも関係しますが、美女と言うよりは、当時の教養溢れる多彩な女性であったろう、と言うのも驚きでした。

今回の講義は心のリフレッシュとなり、心地良い体験でした。世界史の教科書にあるような民族の移動、宗教の流布の動き、帝国の推移など、よくある図が、先生の話を聞いていると動画のようなイメージが湧いてきたように思います。高校時代には入試のために年号や、関係した王様の名前などを記憶していました。そのような細かいことはさておいて、大きい流れで見ることに心地いい時間を持つことができたことがうれしく感じました。

先生に細かいことに関する試験がないのがいいですね、とお伝えすると「君だけ特別に試験をしようか」とおっしゃっていました!!

恩師がお元気で講義をされ、それを拝聴するために出かけられる体力、環境があること、その両者に感謝しながらの体験でした。徳方宏治先生、ありがとうございました。

93d7162ef1f7d15c4be30501104a4704首都ダブリンのリフィー川に面する中心地

アイルランド

 

 

 

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