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放射線科画像診断センター長の独り言    佐藤 功

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低山人気   No.63(2024年3月)

 

 

先日、新聞で低山が人気になっている、との記事を見ました(日本経済新聞2月10日)。低山人気、文字通り低い山への登山が人気になっているそうです。これはヤマップ(YAMAP)というアプリがあってそれに記録された登頂回数の伸び率の比を、コロナ禍の前後でみたものとのこと。

この伸び率は高い山がない県で高いそうで沖縄県が第一位、次いでなんと我が香川県が第二位、その次が千葉県だそうです。もちろん登頂回数が多いのは山岳県の長野や山梨ですが、伸びに関しては上記の結果ということです。コロナ禍で遠出がしにくかったことがあり、体を動かしたい、運動をしたいという方が増えたのでしょう。休日に気軽に行ける、というのが魅力でしょう。体を動かすこととしては多くの利点があるでしょうが、高い所へ登るのは日常の視点を変えられることから、有用であろうと思います。

香川県では讃岐平野の中に、お椀を伏せたような丸い山が特徴であろうと思います。あちこちに、子どもが絵に描くような丸い頂を有する山があります。なかでも有名なのは「讃岐富士」とも称される飯野山が代表でしょうか。標高は400m強あります。香川県の真ん中、瀬戸大橋から香川に入る正面に位置しています。山頂からは周囲の讃岐平野と瀬戸内海が見渡せませす。私の住む近い所にはもっと低山で200mほどの白山もあります。この山もお椀伏せたような、讃岐富士の小型版といったところでしょうか。田んぼや家々に囲まれた愛すべき山です。近い所と言えば、源平の古戦場屋島もあります。標高は300m弱。ドライブウェイもありますが、山頂に四国八十八カ所の一つ、屋島寺があり、ゆるやかな坂の連続する遍路道があります。ここの頂上には屋島寺の他、小さい水族館もあり、最近、展望施設が新しくなりました。眺めは良好で高松市街地や桃太郎伝説の鬼ヶ島である女木島や小豆島、岡山、瀬戸大橋などの風景が楽しめます。

香川県の南、徳島県との境には1000mを少し超える山が、確か二つあります。信州などと比べると低山の範疇にはいるのかもしれませんが、県境の領域では山が深い印象です。山歩きとなると、どんな山でも油断することなく万全の注意をしながら楽しみたいものです。8644e4c01ce05423c79c75a022c29a8e

ミシシッピ川、ミネソタ州ロチェスター郊外

アメリカ

 

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